【日本医科大学太田成男教授】水素と新型コロナウイルス関連情報(サイトカインストーム、血栓、肺の水浸しについて)がリリースされました。

水素研究の第一線で活躍する日本医科大学太田成男教授より新型コロナウイルス関連の情報が複数リリースされました。エビデンスをご覧ください。

2020年5月に日本医科大学の太田成男教授による新型コロナウイルス関連の情報がリリースされました。

【注意事項】こちらの情報はリタエアー とは無関係の情報となります。太田茂男教授からのエビデンスを含む水素の情報を引用した記事となります。

こんにちは^^

水素温活士の大河内です。

GW後半から日本医科大学の太田茂男教授がご自身のウェブサイトで水素と新型コロナウイルスに関する情報を沢山アップ致しました。

太田茂男教授とは

日本医科大学大学院医学研究科細胞生物学分野大学院教授。順天堂大学大学院医学研究科神経再生医療講座客員教授。

1951年、福島県生まれ。1974年、東京大学理学部化学科卒業。

1979年、東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了。スイス連邦バーゼル大学バイオセンター研究所研究員、自治医科大学講師、助教授を経て、1994年より日本医科大学教授。

この記事の引用元(太田成男のちょっとひとこと):http://shigeo-ohta.com/

太田成男教授は、水素の世界では「悪玉活性酸素と水素が結合して水になる」ということを発見したドえらい方。

是非、2020年5月に太田成男教授の「太田成男のちょっとひとこと」に寄稿された記事を、ご確認頂き、水素について勉強頂けますと幸いです。

以下のの情報を参考にしてください。

新型コロナウイルスによる血栓を水素ガスが軽減する可能性

水素は3番目の課題である血栓を減少させる作用もあることを示す論文が発表されています。
血小板の活性化を抑制し、血栓の出現を抑制するというものです。

血栓は血小板が活性化し、付着しやすくなりますが、水素は血小板の活性化を抑制します。

コラーゲンを加えて血栓を作らせますと、水素があると血栓ができにくくなります。

水素によって血液中の血栓の量も少なくなります。

文献はWang Y, Wu YP, Han JJ, Zhang MQ, Yang CX, Jiao P, et al. Inhibitory effects of hydrogen on in vitro platelet activation and in vivo prevention of thrombosis formation. Life Sci. 2019;233: 116700.

新型コロナウイルスに感染しても、サイトカインストームを引きおこさないと、重症化しないで、健康なままの生活ができるはずです。いっぽう、サイトカインストームが起きてしまうと、肺が攻撃され、肺が水浸しになって急激に呼吸ができなくなってしまいます。同時に、血栓が生じやすくなって、心筋梗塞や脳梗塞によって急死箆可能性が高くなり、川崎病に似た症状が現れます。
これらの予防と治療に水素ガス吸入療法が貢献できることが期待されます。中国では、臨床試験によって、その効果を実証しています。

なお、脳梗塞後に水素ガスを吸入することによって、症状が改善し、リハビリの結果も良好であったことを示す臨床研究が報告されています。
Ono H. et al. Hydrogen Gas Inhalation Treatment in Acute Cerebral Infarction: A Randomized Controlled Clinical Study on Safety and Neuroprotection。J Stroke Cerebrovasc Dis 2017

引用URL

画像などは実際のサイトで確認ください:http://shigeo-ohta.com/topics167/

新型コロナウイルスの特徴的な症状、肺の水浸しを水素ガスが軽減する可能性

肺が水浸し状態を改善する水素
新型コロナウイルス肺炎の特徴として、肺が水浸しになっていたということがわかっています。肺の中が水浸しになってしまうとたちどころに呼吸ができなくなります。急激に症状が悪化するのは、肺の中が水浸しになってしまうことが大きな原因です。何故、肺の中が水浸しになるのかというと、肺包細胞あるいは肺の中にいる免疫細胞が溜まった水をくみ出す力が弱まってしまうからです。
細胞が水をくみ出せるのは、アクアポリンという水の通り道があるからです。ところで、都合が良すぎると言われるかもしれませんが、ラットで肺炎を起こしてサイトカインストーム状態になると、アクアポリンが減少してしまいます。ところが、水素にはアクアポリンを回復させる作用があります。

サイトカインストームを肺におこさせたときの血液中の酸素濃度は減少します。水素をいれると、血液中の酸素濃度が改善します。
水素を加えただけで、血液中の酸素濃度が回復しています。

左図は、肺にサイトカインストームを起こして、水浸しになった肺胞の写真です。水素を投入すると水浸し状態が改善します(右図)。

右から2番目のバーは、サイトカインストーム状態で肺のアクアポリンが減少することを示しています。水素をいれると、アクアポリンの量が回復します。

つまり、水素によって、アクアポリンの量の低下が改善し、水浸し状態が改善し、血液中に酸素がもどったということを示しています。中国で、水素ガスを吸入して、肺炎症状が改善したのは、このようなメカニズムによるものと考えられます。
論文は、Tao B, Liu L, Wang N, Wang W, Jiang J, Zhang J. Effects of hydrogen-rich
saline on aquaporin 1, 5 in septic rat lungs. J Surg Res. 2016;202: 291-8.

なお、その他にも水素がアクアポリンの回復を示す論文がでています。
Song D, Liu X, Diao Y, Sun Y, Gao G, Zhang T, et al. Hydrogen‑rich
solution against myocardial injury and aquaporin expression via the PI3K/Akt
signaling pathway during cardiopulmonary bypass in rats. Molecular Medicine
Reports. 2018;18:1925-1938.

ちなみに、2003年、ノーベル化学賞を、ピーター・アグレ教授が、この「アクアポリン」を発見した功績で受賞しました。

引用URL

画像などは実際のサイトで確認ください:http://shigeo-ohta.com/topics166/

水素は、サイトカインストームを抑制する。

水素は、この3症状を改善することが動物実験であきらかにされています。
水素によるサイトカンストームの抑制については、すでに、20以上の論文が発表されています。例えば、例として、サイトカインストームを引きおこし、死に至らせる敗血症Sepsis(多臓器不全)研究結果を示します。水素ガスを吸入させないと100%死亡するのに対し、水素ガスを吸入させると半数が生存できます。

論文は、Xie K, Yu Y, Pei Y, Hou L, Chen S, Xiong L, et al. Protective effects of hydrogen gas on murine polymicrobial sepsis via reducing oxidative stress and HMGB1 release. Shock. 2010;34: 90-7.

さらに、酸素濃度を高めると、その効果は高められます。
Xie K, Fu W, Xing W, Li A, Chen H, Han H, et al. Combination therapy with molecular hydrogen and hyperoxia in a murine model of polymicrobial sepsis. Shock. 2012;38: 656-63.

臨床試験の結果もあります。
論文題名:水素ガス吸入は心停止後症候群患者の酸化ストレスを緩和する。
学術誌:Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition
Tamura, T.他
要約の一部:心肺停止後蘇生の患者は、目標温度管理で治療されました。 水素ガスの吸入(酸素を含む2%水素)は、入院時に18時間なされました。敗血症患者では、酸化ストレスは変化しませんでしたが、サイトカインレベルは減少しました。

その他、水素をあらかじめ投与しておくと、サイトカインストームが抑制できるという報告もあり、この場合は、事前に水素ガスを吸入しておくとサイトカインストームの予防につながる可能性があります。
Iketani M, Ohshiro J, Urushibara T, Takahashi M, Arai T, Kawaguchi H, et al. Preadministration of Hydrogen-Rich Water Protects Against Lipopolysaccharide-Induced Sepsis and Attenuates Liver Injury. Shock. 2017;48:85-93.

引用URL

画像などは実際のサイトで確認ください:http://shigeo-ohta.com/topics165/

 

水素ガス・水素水の科学的根拠を調べるには

最近、また水素ガスと水素水について、週刊誌などで取り上げられるようになってきました。いつものことですが、「水素水には効果がない」「エビデンスがない」「科学的根拠がない」などというコメントが見うけられます。水素医学の医学論文は、ゆうに1,000報を超え、人に対する効果も次々と報告されています。いまだに、こんなことを言っている人がいるとは、正直驚きです。

一般の人では、どのくらいの科学・医学論文が出ているのかを調べるのは容易ではないと思います。しかし、現在は、Google Scholarで誰でも検索できます。私たちが2007年にNature Medicineに発表した論文が、どのように引用されているかを見れば、進捗状況が一目瞭然でわかります。科学は積み重ねですから、新しい論文を発表するときに以前発表された論文を引用するので、どのくらい引用されているかを見れば、専門外の人や一般の方でも理解できます。

https://scholar.google.co.jp からGoogle Scholar を呼び出し、「Ohta S hydrogen 2007」と入力すると、 https://scholar.google.co.jp/scholar?hl=ja&as_sdt=0%2C5&q=Ohta+S+hydrogen&oq=O
に、Hydrogen acts as a therapeutic antioxidant by selectively reducing cytotoxic oxygen radicalsの論文名が出てきます。その下に、引用元 1457とあるのは、2019年6月9日現在で、引用論文が1457あるという意味です。引用元1457をクリックすると、この論文を引用した論文リストが出てきます。

10年以上前の論文ですので、もう引用されない場合もありますし、水素医学の論文の他の論文にも引用された場合もありますが、大まかに言って、主な関連論文は、このくらいだと見積もることができます。

1457という数字には、ピンとこない人も多いと思いますので、「Honjo T PD-1 1992」 で検索すると昨年ノーベル賞受賞の本庶先生のPD−1の最初の論文を見ることができ、引用元1906となっています。「Ohsumi Y Autophagy 1992」で、検索すると一昨年ノーベル賞受賞の大隅先生のAutophagyの最初の論文を見ることができ、引用元1050となっています。二人の先生のノーベル賞受賞の最初の論文は、いずれも1992年だったのですね。

引用URL

http://shigeo-ohta.com/topics161/

いかがでしたでしょうか?

世界中で水素が研究されておりますが、この新型コロナウイルスについて、日本医科大学の太田成男教授もコメントができていることはとても信頼性の高い情報だと思います。

皆様も水素の最新の学習を欠かさず、健康を守っていってください。

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